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キェ―――
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小学校で初にできた友達はファービーを声が変になるまで虐待していた。



馴れ初めは、俺がひた向きに平仮名ドリルの文字をなぞっていたところ、
座席が丁度目の前だった彼が、後ろを向いて、何やら鉛筆のお尻の先に、
おどろおどろしい紙人形をセロテープで固定したのをチラつかせてきて、
やめて、邪魔しないでよ、と手で払いのけたらそれを破壊していしまい、
彼がキレて俺の顔面に引っかき傷を残して一緒に保健室に行ったことだ。

彼は三島由紀夫の小説に出てくる人物の少年時代のような少年であった。

彼はずっと保険体育の教科書にある薬物乱用者のサンプルの字であった。
「富士学園移動教室の思い出」における彼の文章は、今読んでも最高だ。
その他の連中はそこで起こった出来事の時系列の叙述に終始している中、
日本サッカーの敗戦と翌日の鈴木宗男の逮捕が印象的に述べられている。

デジモンバトルで彼のエテモン(完全体デジモン)が死んでしまったとき、
お前も殺してやると僕のデジモンキーホルダー機械を強奪しようとした。
彼とその母親に「たばこと塩の博物館」に行かせてもらって楽しかった。
そのお母さんはいつもガムを噛んでいて一人息子を過剰に寵愛していた。

ファービーを紐で縛り上げて棒で殴打しまくる遊びはかなり嫌悪感があって、
彼の家に行くときは毎回少し憂鬱だったが、拒否する感じではなかった。
(そのあたりは、てゆうか小学校低学年近傍の自分はかなり聖人だった。
 あいつお前のこと好きらしいよとかいう噂を帰りの会で耳にしたとき、
 僕なんかのことを好きでいてくれる人がいるんだな、それは嬉しいな、
 と青空と入道雲の帰り道に本気で思った鮮明な記憶がある気がする。)

そんな彼との関係もいつか中学年くらいから早くも疎遠になっていった。
少年というのは無邪気なもので、無意識的に自分がどんな人と近づいて、
どんな人と離れゆくかなんてこと、その動機について考えることは無い。

その後特筆することは無く、確か中学3年生のとき同じクラスだったが、
合唱コンでやや斜に構え乍らも優勝してニヤリとするのが最後の記憶か。
いや、高校生のとき帰宅中一回擦れ違い様に確かに見かけたのが最後か。
いやいや、変わらぬ筆跡の年賀状に対して、室伏で応戦したのが最後だ。



今はどうなってるか全く知らないが他人を罵りながら楽しく生きてるか、
俺を、更に濃縮してドロドロしたような青春をしているかの二択だろう。
たまに、しばしば、そして今、酒をのみながら彼との因果を考えている。
僕は覚えてるよ 君を覚えてるよ~という歌

今までで「こいつはやばい」、と思う同級生は今までに約、3人。
何でも程度の高いものに取り憑く圧倒的暴力性と崇高な孤独
人はそれに近づくことを避けることが多い。
 



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▼無題
俺は?
耕耘機 2013-04-19(10:55) 編集
▼無題
どうも、誕生日おめでとう。確か。
てゆうかよく考えたらやばい人はもっといる気がする、
ボーダーがよくわかんないけど...恥ずかしい...
高校だと町田さん(?)とかあと君は残念ながら含まれるよ.
geroppii 2013-04-20(00:08) 編集
▼無題
うおおありがとう!(含んでくれて)
まあそういうのは表に出ない(出さない)人も多いよね
さっき日付変わる直前に町田さんからメールきたわ

明日ブクロでライヴするんで良かったらきてちょ〜
¥1000にできるっす
crj-tokyo.oops.jp/event/index.html
耕耘機 2013-04-20(01:40) 編集
▼無題
iina-
ごめんこう見えてかなり衰弱している、
ので次絶対行く! 次絶対!
geroppii 2013-04-20(17:21) 編集
▼無題
がんばれよ!!!
今年CD出すんでまたお知らせするわ。
しゃしくえのリンクから飛んだ画家の友だちが、このブログすげー面白いと言ってた。
耕耘機 2013-04-21(17:04) 編集
▼無題
ワーイ でも誰かのためだけになるということにはならなければ良いです
geroppii 2013-04-23(00:23) 編集
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