忍者ブログ
キェ―――
[237]  [236]  [235]  [234]  [233]  [232]  [231]  [230]  [229]  [228]  [227
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




・グローバリズム ≒ 国際主義 ≒ 社会主義 ≒ 共産主義 ≒ リベラル ≒ ネオコン:組織や国家を超越して最上位に普遍的価値を位置づけるイデオロギー
 - 普遍的価値:一見して誰も反対できない正しさ
  - 例:平和・自由・民主主義・民営化・平等・人権
 - グローバリズムの大義名分:普遍的価値は歴史発展の必然であり正義
 - グローバリズムの原動力:政治家やメディアの活動資金を提供する大資本家
  - もっとも、大資本家がすべてを動かしている訳ではないが、一般的には利益相反しない関係
 - 大資本家の本音:世界中から利益を収奪するためのグローバル市場経済システムを構築したい
  - 大資本家は国家によるビジネスへの介入を嫌うため、大資本家にとってグローバリズムは普遍的価値とは別の意味で必然
  - 大資本家にとって健全な主権国家ほど邪魔なものは無い
 - 事につけユダヤ系の思想と結びつけられることが多い

・分割統治:統治者が被支配者同士を争わせることによって、被支配者の連帯性を弱め、統治を容易にする手法
 - 古代ローマ時代に発明され、帝国主義時代の植民地支配にも利用されてきた
 - 日本に関係する分割統治の事例:領土問題・朝鮮半島情勢・韓国の反日教育・GHQの占領政策
  - 領土問題:大戦終結時に西側連合国があえて国境を曖昧なままにして、東アジアに火種を残しておいた
   - 対ロシアの北方領土:電報の証拠あり
   - 対韓国の竹島:アメリカは日本の領有と認識していたが明記しなかった
   - 対中国の尖閣諸島:同上
  - 朝鮮半島情勢:東アジアに混乱を起こしたい時のトラブルメーカーとして北朝鮮を温存
  - 韓国の反日教育:日本と韓国が手を組まないようにアメリカが主導
  - GHQの占領政策:戦後利権構造を維持したい日本メディア関係者による自国民の言論検閲
   - 既存有力メディア:本来的に洗脳(=特定のイデオロギーの常識化・内面化)が主目的

・国際連盟・国際連合:普遍的価値としての平和を掲げる国際協力機関
 - 表の意義:2国間同盟に基づく安全保障体制よりも強固な集団的安全保障システム
 - 裏の意義:平和を大義名分にして国家紛争に第3国が当事者として干渉可能、グローバリズムの拡大
  - 紛争の事例:中東圏の「カラー革命」「アラブの春」・9.11を受けた「テロとの戦い」
  - 分割統治状態が維持されていると、普遍的価値を大義名分にして因縁をつけ、国家問題への介入が起きやすくなる

・ポリティカル・コレクトネス:普遍的価値としての平等や人権を実現するため、公正な言語表現や態度を推奨する価値観
 - 表の意義:これまで社会的な多数派によって抑圧されてきた少数派に平等や人権をもたらす
  - 例:人種・民族・性別・職業・宗教・ハンディキャップ
 - 裏の意義:社会的な少数派による多数派の逆支配の正当化、国家主義・民族主義的なイデオロギーを破壊して分断を促進(転じてグローバリズムの拡大)
  - アメリカでは過度なポリコレ強要、しいてはリベラルなイデオロギーへの反発勢力がトランプを支持しているとも言われる

・トランプの「アメリカ・ファースト」の真意:グローバリズムに対する宣戦布告
 - 「自国民の幸せを第一に考えて国益を最優先し、自国の安全は自国で守る。その上で、各国家同士は自立した国家として友好関係を結べば良い」という主張
 - アメリカだけでなく各国家はアメリカに依存することなく各国家なりの「自国ファースト」を目指すことを推奨
  - 例:トラブルメーカーとして温存されてきた北朝鮮に米朝首脳会談で自国ファーストを働きかけた
 - 自分勝手な排外主義として批判されることが多いが真意は微妙にズレているのに要注意
 - アメリカの分断:グローバリズムと反発するナショナリズムの争い

・20年代の社会動向予測:各国の各分野でグローバリズム勢力とナショナリズム勢力の対立が拡大
 - 現状は正面から対立しているが、バランスを取って共存の道を探ることが求められる
 - グローバリズムの普遍的価値とナショナリズムの民族的価値を有機的に結合させる必要

・参考
 - 「知ってはいけない現代史の正体 グローバリストに歪められた「偽りの歴史」を暴く」, 馬渕睦夫, 2019.


-- 本のまとめココまで --


陰謀論という言葉がある。先のアメリカ大統領選挙関連の言説でもよく目耳(めみみ)にする。
元々、最近のポリコレへの違和感をどうにかしたいと思ってこの本を手に取ってみたのだが、結果、陰謀論というものがよく分からなくなってしまった。
本の筋としては「ディープ・ステートというユダヤ系の国際金融勢力が裏で糸を引いてグローバリズムを実践してきたのが近現代史である」という警告を軸に、
教科書的な正史を悉く修正していく正に陰謀論モノなのだが、当時の資料を論拠として引用しながら順序立てて説明されるため、いかんせん納得感がある。
これを読んだ人はナンセンスと一蹴するか、全面的に受け入れるか、自分のように戸惑うかだと思う。
自分としては、事実のその先の真実なんて分かりようがないから、色んな可能性を可能性の状態で持っておくのが大事だよなあという立場で、
すべて正しいとは思えないし、すべて間違ってるとも思っていない。
まあこれはありそうだな、という要素を抽出して自分なりにまとめていたものを、折角なので上記に読書記録として残してみた。
実際、トランプはヒヤヒヤさせられたけど新しい戦争は起こらなかったし悪くなかったのかもしれない。バイデンでどうなるんだろう。

また、この著者が月1でライブ配信しているYouTubeを見てみた所、なんとなくだけど嘘を話している感じはしなかった。
ただ、視聴者が割とたくさんいて「勉強になります」「流石です」みたいなコメントで埋まっていてちょっと不気味だった。
あと、ライブ配信が終わった後にチャンネル主のブランドの健康サプリメントの宣伝が入ったのが嫌だった。
その一方で、未知のコミュニティに遭遇して入り込むのはちょっと面白かった(こういうのはあんまり良くないのかもしれない)。
今の時代、歴史や政治を多角的に描いたフィクション作品が色々あるけど、自分が登場人物として参加している作品のBサイドみたいな感じだった。
こういうBサイドに出会って理解して自分のものにしていくことが自分にとっての生きがいなのかもなあ、と最近よく思う。



Comment 
Name 
Title 
Mail 
URL 
Comment 
Pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


PR
Profile
geroppii
Archive




忍者ブログ [PR]