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キェ―――
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だから妄想をしよう。

もしも俺がバンドマンになったら。
もちろんボーカルは俺。俺は作詞作曲も手がける。
「どすこい!朝青龍」「お地蔵バーサス」などの人気曲を中心に、インディーズ界に名を列ね支持層を増やしていった。



そんな俺らは満を辞してメジャーデビューを果たすと発表。
気になる1stシングルのタイトルは「I LOVE U」。
大方が危惧していていたことが現実になろうとしている。
そして蓋を開けてみると「君がいて僕がいる」「一生君を愛する」といった、一人の女性を愛する男の決意表明だった。
そう、当たり障りのない歌詞と当たり障りのないメロディの当たり障りのないラブソングである。

かつてのファンも「丸くなったな」「ここまでとは」「やっぱり商業バンドだったか」と、失望して離れていってしまう。

音楽好きには煙たがられるが、その一方、ストレートな歌詞とキャッチーさが恋する女子たちの心を射止め、巷では一大ブームになる。
CMソングにも採用され、CDの売り上げはうなぎのぼり。
一躍有名人になった俺はラジオ雑誌テレビと引っ張りだこになる。



そんな中、絶好調の俺がミュージックステーション出演時の

タモリ:この曲を通して何を伝えたいですかね
俺  :やっぱり、誰にでも気づかないだけで自分を思ってくれる大切な人がいると思うんです
タモリ:ほおほお
俺  :はい、日本人の50パーくらいは
タモリ:(?)そうそう、女性から人気をあつめでますがどうですか
俺  :女性?まぁお好きな方は・・・

という俺とタモリの意味深な絡みが話題になる。
これを発端にネットユーザーらからある仮説が浮上する。



この女ってちんこじゃね??

誰にも相手にされない哀れな男がついに気づいた存在、
こいつがいるから、消えてくれ、と思う夜もあったけど、それでもいつも傍(股)にいて自分を慰めてくれる彼女。
しかし、悲しくも結ばれることは決してない自分の息子(ちん子)へ向けた壮大なバラードではないのか、と。
また、そうだとすれば表題の「U」の辻褄もあうではないか、と。

この説が一部メディアでも取り上げられるが、当然女子たちは猛反発する。
「俺君を分かってないからそういうことが言えるんだよ!」「俺君が可哀想!」、と。

どちらにしても決定的な証拠になるようなものはなく、世間は混乱を極める。



そのほとぼりも冷めぬまま、俺は2ndシングル「くたばって尻軽」をリリース、自らちん子説を裏づけることとなる。

すると、女子たちは当然怒り狂う。
だってお前らが泣く泣く自分と重ね合わせていたのは俺の息子。お前=ちん子。
そんなことを認めたら自分がちん子だったと認めることになるのだ。
この一連の茶番を知ったかつてのファンは「こいつらなめてた」「やられた」「これからもよろしく」と大喜びで舞戻ってくる。

しかしある日、俺は恨みを買った女子高校生数十人により拉致、暴行をうける。
そして俺はそのままロックスター顔負けの無様な最後を迎える。



かくして、俺は薄っぺらい音楽業界に大量の疑問符を投げ掛けると同時に、世に蔓延る尻軽系女子たちへの復讐、
そして救われない男どもへの未来を提示することに見事成功したのである。


 



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